Diary 


2024/04/27
コチドリの繁殖行動
◆今月中旬にツガイらしいコチドリを見、その後Wでいる光景は見ていなかったのだが・・・。そのうち、こちらを意識してのフェイントをかける?動きが観察できたので、もしやと思っていたところ。一昨日、砂礫の中に踞る姿を発見、どうやら卵を抱えている様子。場所は昨年6月の抱卵時と同じポイント、さて同じコチドリだろうか?昨年は抱卵を完遂できず、原因は不明なるも失敗した場所。昨年とは別の夫婦なのか?


2024/04/17
近くの田圃にも
◆昨年から休耕になった隣の田圃、あっという間にタンポポの繁殖地に!昔道ばたよく見かけたタンポポとは、花の茎な長さや葉のギザギザが違うようで、ほぼほぼ侵入植物と思われるのだが。昨年からこのタンポポの種を啄みに、カワラヒワが足繁く通って来るようになった。
◆一昨日には別の田圃に、コチドリがツガイで飛来したことに気が付いた。今日は一羽しか見えなかったが、こちらに気が付いて「注意を引く」ような姿態を見せたので、またここで抱卵するつもりか?ここ5〜6年の成功確率は30%ほどなんだが。
◆さらに別の田圃では、北方へ渡去前のタヒバリが準備に余念がない・・・といたシーン。3羽いたように思うが、家族か?


2024/04/16
一昨日のコマドリ
◆声はすれども姿は・・・ドコ?ドコ〜?暗い斜面のすぐ目の先にいるのだが、目立つはずの頭の赤橙色を、私の眼が全然認識できないんですなぁ、こんな事が多くなりました。いろんな意味で、最近とみに眼力が衰えてます。まっ仕方ないことですが。やはり野鳥撮影にとって、目玉は二つより四つ、四つより六つと、多い方がよろしいようで。


2024/04/14
やっとこ・・・コマドリ
◆M2さんやKさんのアシストを得て、今回やっとリベンジに成功。二年越し?いえいえ、三年越しのコマドリになるのかな。なにはともあれ、葉隠れ枝隠れなしで、安堵あんど。


2024/04/02
リョコウバトの絶滅
◆鳥類の絶滅種といえば、日本だとトキ・・・確か学名もNipponia nipponがすぐ思い浮かぶけれど、世界的に有名な鳥となるとやはり「ドードー」だろう。マダガスカル島近くのモーリシャス鳥に棲息していたこの鳥は、大航海時代に船員や入植者の格好の食料となり、また、入植者が持ち込んだブタなどの家畜に捕食されるなどして、またたくまに絶滅したと・・・小学生のころ読んだ本に出ていて、ドードー鳥の絶滅はとても印象深く、子ども心に残ったものである。
◆さておき、「図書」という岩波書店が毎月発行する小雑誌がある。定価102円ー税10%込みである。ご存じの方も多かろう。ここに川端裕人という方が「絶滅をめぐる物語」を連載されているのだが、昨年の12月号から「リョコウバトの絶滅」についての話が始まった。昨日届いた4月号のタイトルが「リョコウバトの日本人画家と野口英世」とあった。リョコウバトの存在ーそう言う鳥がいたことも、初めてここで知った。とても興味深い連載が続いている。

2024/03/23
小鳥でおもしろいものは
◆梁塵秘抄には「すぐれて速きもの ハイタカ ハヤブサ 手なるタカ・・・*カタカナの原文はいずれも漢字」とある。12世紀に収集された流行唄の中に、現代人にも身近な野鳥の足跡が残されていて、興味深いものがある。速きものの筆頭にタカ類があがり、次いで、滝の水ー柴車ー三所五所の神々への祈りと続く。神々へ祈れば霊験がたちどころに現われる・・・という意味であろう。
◆また、このような今様もあったようで・・・
 小鳥の様がるは(*おもしろいのは) 四十雀(しじふからめ) 鶸鳥(ひはどり) 燕(つばくらめ) 三十二相足らうたる啄木(てらつつき) 鴛鴦(をし) 鴨(かも) 立+鳥(そひ) 鳰鳥(にほどり) 川に遊ぶ
 シジュウカラ・マヒワ・ツバメ・キツツキ・オシドリ・カモ・カワセミ・カイツブリの順に登場しているようだ。川に遊ぶーは、オシドリ以下を受けたものであろう。12世紀の列島の人々にとっても、これらの野鳥が身近で愛らしい存在であったことがわかる。なお啄木=テラツツキの由来は、寺などの柱を突いて穴を空ける習性によるものか。
 *画像は左から、シジュウカラ・マヒハ・カワセミ


2024/03/12
クマタカの冠羽
◆クマタカの名に「クマ」の付く由縁は、クマのように大きいとか、クマのように強いとか言われている。それだけではなく、私は成鳥クマタカの顔が黒一色で、遠目からみるとほとんど熊の顔に見える。そんなところも、名付けの一因になったかと考えているところ。顔黒な上にさらに冠羽が立つと、クマタカは一層精悍な姿になるのだが、そんなシーンはなかなか撮れない。


2024/03/10
クマタカ家族
◆2月に遭遇した西のクマタカの若、その後ずっと行けてなかった。今もあの山の斜面に居て、ピーピー啼いてくれると見つけやすいのだが・・・。現地に着いてみると山の斜面は雪模様、常緑樹や落葉樹の中にいても、胸腹が白いクマタカの若はすぐ見つかるのだが、木々の着雪に邪魔されて、さてさてどこにいるやら・・・。
◆この山腹にきっと居るはずだと、とにかく待つ。すると、どこからか鳴き声がピーピー、ピーピー。それでも、着雪のせいで発見できない状態が続き、飛び出してくれたのでやっと見つけることができた。若の飛翔を追跡している矢先で、突然別の個体が山腹から飛び出してきてビックリ。あれ!親クマがいたのか!
◆とりあえず若クマは置いといて、急遽カメラは親クマを追うことに変更。悠然たる親クマの旋回・上昇運動を追った後、改めて若クマの姿を探すが、見つけられない。またまた啼き声頼り捜索・・・そんなことを繰り返していると、突然視界に別の個体が飛び込んでくる。あれ!これはさっきの親クマか?ではないか??またまたカメラは若クマから、急遽こちらを追うことになって・・・。
◆結局クマタカが3個体撮れたわけで、クマタカの前と後の成鳥は、羽の傷や傷み具合などから別々の個体と判明。状況からしてここの若クマタカの父・母と判断できそうで、クマタカ家族が結集したことに、間違いなさそう。雌雄がどうなのかはよくわからん。


2024/02/28
梁塵秘抄の仏法僧
◆昨日は朝駆けして山陰へプチ遠征を企画したのだが、あいにく前夜半から峠は雪模様。とっとり雪道ナビのモニターで、人形峠越え見てると・・・路面はどんどん真っ白に。それでなくても冷え込む未明の峠越えをあきらめて、万全を期して米子道経由へと予定を変更す。高速に上げってみると湯原IC〜江府IC間には、冬用タイヤ規制がかかっていたが、スムースに走り抜けて予定の時間には現地着到、狙っていた野鳥も観察できた。この続きはまたの機会にとして・・・・
◆梁塵秘抄は「遊びをせんとや生まれけむ、戯れせんとや生まれけん」の口碑で有名だが、収録された当時の俗謡のなかに、ブッポウソウが含まれていることは、だいぶ以前に気が付いていた。平安末期にはすでに「ぶっぽうそう」と啼く鳥を、仏法僧と書き慣わしていたようだ。

  <梁塵秘抄第二巻182> 迦葉尊者の石の室 祇園精舎の鐘の声 醍醐の山には仏法僧 鶏足山には法の声

◆「醍醐寺は京都府伏見区内にあり、真言宗の名刹。仏法僧は鳥の名、鳴き声がブッポウソウと聞こえることに由来する。醍醐寺の仏法僧は有名であった。」新潮社の日本古典集成の注釈にはこうあるのだが、当時もこの鳥が実際に啼いてる姿は見ていなかったようだ。というのも「ぶっぽうそう」と啼く鳥が、古来からその名を負うブッポウソウではなく、全く別の鳥だったことがわかった。それが明らかになったのが1935年で、この啼き声の主がコノハズクだった。小学生だったころ、この発見の経緯を雑誌で読んだ記憶や、また一度きりではあるが、醍醐寺に行ったことなども思い出した。
 (左:鳥名ブッポウソウ 中:声の主のコノハズク 右:コノハズクの雛)


2024/02/24
野鳥でなく「団塊世代の男たち」フォト展
◆この場を借りて、2月20日に紹介した我が友人の写真展が、NHK岡山のローカルニュースに、昨日アップされていました。私は見てなかったのですが、友人知人から何件か連絡をもらったので、ネット検索して掘り出してみました。( 明日がいよいよ最終日となります。)
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20240223/4020019545.html
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