Diary
2024/02/24
野鳥でなく「団塊世代の男たち」フォト展
◆この場を借りて、2月20日に紹介した我が友人の写真展が、NHK岡山のローカルニュースに、昨日アップされていました。私は見てなかったのですが、友人知人から何件か連絡をもらったので、ネット検索して掘り出してみました。( 明日がいよいよ最終日となります。)https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20240223/4020019545.html
2024/02/22
馬追鳥(うまおいどり)を考える
◆馬追鳥という鳥が、むかし遠野地方にいたらしい。先にもふれた柳田の「遠野物語」には、このように載せてある。「馬追鳥は時鳥(ほととぎす)に似て少し大きく、羽の色は赤に茶を帯び、肩には馬の綱のようなる縞あり。胸のあたりにクツゴコのようなるかたあり。これもある長者が(の)家の奉公人、山へ馬を放しに行き、家の帰らんとするに一匹不足せり。夜通しこれを求めあるきしにが、ついにこの鳥となる。」
◆馬を探していた奉公人が鳥に化して、馬追鳥になったそうである。さて、ホトトギスに似た鳥で羽の色が赤茶色となると、同じホトトギスでも赤色型のホトトギスか、もしくは赤色型のツツドリぐらい。ツツドリの幼鳥の羽色が、光の反射で赤茶黒に見えることも。だが、ホトトギスより少し大きいとあるので、ツツドリ赤色型だったろうと推理してると・・・
◆遠野物語はこう続いていた。「 ・・・アーホー、アーホーと啼くはこの地方にて野におる馬を追う声なり。年により馬追鳥里に来て啼くことあるは飢饉の前兆なり。深山には常に住みて啼く声を聞くなり。」で終わる。ツツドリが「アーホー」と啼くとは思えず、さりとてホトトギスとも考えられない。
◆それで思いついたのが、もしかしたら馬追鳥は「カッコウの幼鳥」ではなかったか・・・ということである。ホトトギスが27.5cmに対してカッコウ35cmと大きいこと。また、カッコウは幼鳥時に限って、赤に茶の混じった羽をしてること。幼鳥ゆえに「カッコー」と明瞭な発声ができずに「ァッーホー」と、遠野地方の人々の耳には聞こえたのではないか、その可能性が極めて高いと思われた。
( 画像は 左:カッコウ幼鳥 中:ホトトギス赤色型 右:ツツドリ赤色型?イヤ〜左と同じカッコウ?かな・・・笑 )
2024/02/20
野鳥じゃなくてヒトの写真展へ
◆我が友人の写真家女史が、今日からフォト展を開催するので、会場の津山文化センターへ行って来ました。しばらく・・・と言っても、さてさて最後に訪れたのはいつだったか?もしかしたら、オンシアター自由劇場の「上海バンスキング」以来になるかもしれん。薬研堀は埋まらず残ってましたが、文化センターの入り口は、すっかり様変わりしてました。◆会場で、全く予想もしてなかった友人のOさんにバッタリ、これにはビックリしました。聞くと本日受付されてる方が、たまたまご友人だそうで。展示された人物写真群の中に、私が挟まっていることに気づかれ、Oさんもさぞや驚かれたかと。
2024/02/18
山に雪なし
◆昨年のちょうど今頃は、奥山で雪中のヤマドリが撮れたのだが、今年現地へ行ってみると高山の頂上付近や、山の日陰の斜面に残雪が見える程度。天気続きのこの土日と、短時間ながら回ってみたのだが・・・こんなに雪のない冬は、いままで経験したことがない。野鳥も面食らっているのでは?今日は空からヒバリの声が聞こえていた。◆Bポイントのクマタカは、前回と同じ山の斜面に、昨年生まれた若鳥が白っぽい姿を現わした。ヤマセミは二カ所で観察できたが、遭遇戦では撮り勝つのは不可能に近い。クマタカ若もだけど、本日は枝被り2枚。
2024/02/15
ヒレンジャクが2〜3百羽も
◆朝方の9時過ぎ、鳥友からLINEで「高専橋の付近にレンジャクの群」との知らせ。家からそこまでだと、ものの7〜8分ってところ。取るもの取りあえず、撮るものを車に載せて柳通りを南下してみる。柳通りとは言うものの、川沿いに桜並木はあるが、レンジャクが集まりそうな実のなる木は・・・あったかな?◆車を停めて辺りを見渡していると、桜並木から頭を出した雑木に30羽ばかりの集団を確認。さて撮ろうと接近するも、繁った桜の枝に邪魔され天気はどん曇りで、コンディションはなんとも最悪。その後、レンジャク集団は移動しつつ、離合集散を繰り返しながら、総合体育館の大木群や付近の電線に巨大な集団を作る。200から300ぐらいにはなったか。
◆この大集団も、突然四散してしまった。?あれ・・・と思って見渡すと、曇り空にハイタカの飛ぶ姿が。レンジャク画像を後で確認してみると、ヒレンジャクのなかに数羽はキレンジャクがいたことがわかる。今年はレンジャクの当たり年かも?
2024/02/14
柳田國男の遠野物語五三
− 読まれた方もあると思うのだが −◆郭公と時鳥とは昔ありし姉妹なり。郭公は姉なるが、ある時芋(馬鈴薯)を堀りて焼き、そのまわりの堅き所を自ら食い、中の軟かなる所を妹に与えたりしを、妹は姉の食う分はいっそう旨かるべしと想いて、包丁にてその姉を殺せしに(姉は)たちまちに鳥となり、ガンコ、ガンコと啼きて飛び去りぬ。ガンコは方言にて、堅い所ということなり。
妹、さてはよき所をのみ(姉が)おのれにくれしなりけりと思い、悔恨に堪えず。やがてまた、これ(妹)も鳥になりて「包丁かけた」と啼きたりという。遠野にては時鳥のことを「包丁かけ」と呼ぶ。盛岡辺にては時鳥は「どちゃへ飛んでた」と啼くという。 *()は私的な補記で「」は原文にない。
◆鳴き声がカッコーではなくガンコ−に、、ホトトギスのトッキョキョカキョクは、ホウチョウーカケとかドチャヘトンデタという風に、遠野や盛岡地方では聞こえたようである。
2024/02/13
カッコウとホトトギスは姉妹
◆杜鵑の話に一区切りを付けて後に、ふっと「遠野物語」に鳥の話が四つ五つあり、その中に郭公と時鳥について書かれていたことを思い出した。それで本棚をあちこち捜索して、ちくま文庫の一冊を掘り出した。その53話は「郭公(カッコウ)と時鳥(ホトトギス)とは昔ありし姉妹なり」から始まる。2024/02/11
アカツクシガモをなんとか
◆列島への飛来数がとても少ないというこのカモ、ツクシガモの名を持つとは云え、アカツクシとツクシとでは、嘴の形や羽色の配合などかなり差異があり過ぎの感。昨日飛来情報をもらったので、早速行ってみたのだが・・・警戒心強くなかなか接近してくれなかった。結局、証拠写真程度しか撮れず。左が♂で、顔の白っぽさが比較的目立つ右の個体が、もしかしたら♀かも。
2024/02/09
天気も良いで山へ上がる
◆昨年末、クマタカの様子伺いに行ったら、雌雄が判別できないものの・・♂かな?ちょうど大きな枯れ枝を掴んで、谷奥へと姿を消すシーン遭遇した。その後どうしているか気になりつつも、行けてなかった。◆今日は朝から天気に恵まれ、久しぶりに現地を訪れてみたところ、二度三度と姿を見せ、また、一度はしきりとディスプレー・フライトをしてくれた。近くにツガイの片方は確認できなくて??と思っていたら、その個体の直上の高高度に、二つの黒点を発見。この二羽はトビ?でもなくて、クマタカではないかと感じた。このディスプレー行動は、上空の二羽への自身の縄張りを示威する行動だったろうか?
◆今日の個体は、左翼の初列風切羽の一枚が先端部を失っているので、年末に見た枝を運んでいたクマタカと同一個体と思われた・・・・・・こんな風に、生きとし生けるものの「自ずから然なる」を見せられると、いつも心が洗われると言うか、撮影も忘れてついつい無心に、見入ってしまうことがある。
2024/02/06
杜鵑(とけん)花の効能
◆杜鵑花だと日本ならホトトギスという草花になるが、先述したようにツツジ、あるいはサツキといった低木。かっては赤色が主流だったかと思われるが、今日ではネット検索すると多種多様な花柄が出ている。面白いことに、子規鳥が血を吐き、その滴った血が花となった杜鵑花には、古来傷を癒やしたり止血作用のあることが知られてる。◆ところでこの連作の最後に、李白について少し触れてみる。李白の育ったのは蜀−今日の四川省であるが、生まれたのは西域だったそうで、中原のいわゆる言うところの漢人ではなかった。東アジア的な風貌では全くなくて、ウイグルやイランなどの中央アジア系の顔をして、目も青かった可能性が高い。岑参の詩句にある「髯髯緑眼」でもあろうか。
◆君 聞かずや 胡笳の声 最も悲しきを
紫髯 緑眼の 胡人 吹く
一曲吹いて なお未だ了わらざるに
愁殺す 楼蘭 征戍の児
涼秋 八月 簫関の道
北風 吹断す 天山の草
崑崙山南 月 斜めならんと欲す
胡人 月に向かいて 胡笳を吹く
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( 顔真卿の旅立ちに際して贈った詩 ) 杜鵑owari