Diary
2022/06/19
今季二度目のコチドリ雛
◆いつもの場所でコチドリが、雛を孵したのを確認したのは5月15日だった。例年だと6月が多かったので、もしやと時折り通りすがりに観察していたところ、6月8日になって田植えが終わったばかりの隣の田に、一羽のコチドリを発見。今季二度目の雛の誕生が見られるかな・・と期待していたところ。◆今日、近くの溜池にヒシ採取に行く途中、立ち寄ったところピヨピヨとコチドリの声が耳に。捜すと畑の上に置かれたブロック上に一羽。それと3mほど離れた位置にもう一羽。ああ、8日のコチドリのツガイができたのだなぁ・・と独り合点。ところが・・・
◆なにやら地面をコチョコチョ動く、小さな生き物が目に入った。なんとまぁ、もう雛ができ来てるではないか!ってことになると、8日に見た時既に畑地のどこかで抱卵してたわけだ。そんなこともあるのではないかと、いつも畑の地面を双眼鏡で入念にチェックしてきたはずなのだが・・・
2022/06/17
大椋のアオバズクを撮りに
◆前回、今季の渡来を初確認したものの、野鳥ではない別種のギャラリーが営巣木の回りに出現、間を置いては訪れるものだから、近くの竹林に逃避して出てこなくなった。この種のギャラリーが訪れる直前、からくも数枚撮れただけで現場から離れるしかなかった。今日は平日だし、撮影の邪魔は入らないだろうとたかを括って出かけたのだが・・・◆姿は想定していた定位置でまず確認、ここのアオバズクは全く人慣れせずナイーブなままなので、アプローチは慎重を要する。車か出ることなく車窓から、少しずつ移動して位置を探りながら、なんとか撮れることができた。去年に続き動画も、合わせると10分程度確保できた。
◆ほどほど撮ったころだったから良かったが、ファインダーから突然アオバズクの姿が消える−?どうした?カメラから目を離して周囲を見ると、なんと営巣木に軽トラが近づいている!
ご近所の高齢の方らしく、営巣木から数メートルの竹林に入り、何か作業が始まった。<こりゃ、当面アオバズクは戻ってこんわ>となって、これにて撤収を決意することに。
2022/06/12
庭の木にまたまた営巣
◆昨年、カワラヒワが庭の南−ウラジロ樫に営巣、雛が4羽〜5羽巣立ったことはここでも取り上げた。のだが、なんと今年も家主が知らぬ間に、こんどは道に沿った東側の山桜の先端近くで子育てしていたことが、巣立った後になってやっと気が付いた。庭の南側は書斎からの視界が開けていて、やってくる野鳥の動きがよく見えるのだが、東側は家屋からは近いが死角になりやすい場所。以前同じ山桜でカワラバトが子育てをしたが、図体が大きくうえにバサバサとした羽音も高く、しかも営巣ポイントが比較的低く、はや巣材をはこんでいた頃から気が付いていたにだが。◆数日前に、山桜の近辺でカワラヒワの成鳥2羽が、しきりとギーギー?ビービー?と鳴き続けて、あちこち近くに場所を移しては鳴き続けるのが不審だった。これは、どこかに巣立ったばかりの雛が散らばってていて、親が警戒の声や、別の場所への誘導の声出しをしているのでは?と、一応周辺を捜してみたのだったが・・・
◆まさに<灯台下暗し>とはこのこと。思い出すと・・あの時巣の位置上1mばかりの電線に止まり、親鳥一羽がしきりと鳴き続けておりましたなぁ〜。巣の材質といい、巣の辺縁に雛の糞がくっついたままになっていることといい、昨年ウラジロ樫で確認したカワラヒワの巣に違いないだろう。
◆カメラを持って外に出たついでに、何か撮ろうと思って庭見をしていると、アキズ(蜻蛉)の交尾に出くわした。どうやらメダカの大甕の水を狙って居る様子。尻尾の青白いのを<塩からトンボ>、黄と黒のだんだらを<電気トンボ>と、子どものころ呼んでた−もちろん方言。この画像を見て、同種の雌雄だったことを了解した。
2022/06/09
タマシギ♀の鳴き声
◆一面に広がる田圃の雑草、その中に踞るタマシギを私単独だと見つけられなかったろう。アドバイザーM氏の眼力にはほとほと感服です。おかげで、草に埋もれた中の♀はなんとか視認できましたが、♂の姿は全然移動しないにもかかわらず、私の目にはかすかに見えてきたり、全く見えなくなったり。◆観察を始めてから午前中は、♂はもちろんのこと♀も、数メートル離れた状態で雑草に埋もれ、全く動く気配なく過ぎる。こりゃ撮れる位置に出てこなぁ・・と諦めかけた昼過ぎになって、♀に動きが・・・と <ありゃ?何処へ行った??>見え隠れしてた鳥影が突然消え、あわてて辺りを注視すると・・
◆隣の水田の畝近く−雑草田の縁に生える高草の陰に移動してました。この位置なら撮れそうなので、車を少し前に移動して、車窓からじっくり観察しながらカメラを向ける。最初こちらへ幾分か警戒感?はあったようだが、すぐ慣れてくれて羽繕いをしたりの、リラックスした雰囲気に。
◆太陽は中天のかかり強い陽射しのなか、雑草田を出て田植えが終わったばかりの水田の縁で、風に当って涼んでいる風情でもあり。その後はほとんど移動しなかったが、身体を震わせて独特の調子で鳴く声を、幾度となく発声する様子が観察できた。始めた見た光景だが、いったいアレは何んだったろう・・次の繁殖行動へのデモンストレーションかな?
2022/06/08
夏椿はちょっとまだ
◆今日は溜った用件もあって、まずサシバの様子を覗いてから市の中心線を南下して、用事を済ませてから、ハヤブサが目に入ったらアルネに寄って、最後にアオバズク・・と計画。家を出た瞬間に、またまた上空高く旋回中の鳥影に気が付いた。トビか?いやトビじゃなさそう・・またまたハチクマか?とりあえず撮っておく。◆サシバのポイントはひっそり。しばらく待ってみたが声も聞こえてこない。諦めて用件処理に向かい・・・済ませてからハヤブサのポイントを遠望したが、建物にも大屋根にも姿なしなので通過。アオバズクの駐車場に行くと、平日のためかガラ〜ンとしていて、ギャラリーも野鳥目当ての方は一人もなく、紫陽花目当ての方もパラ・パラ程度。これは期待が持てそう。
◆前回カエデの木の暗がりにいたアオバズクは、今日は夏椿の茂みに移って営巣木に相対してました。願ったり叶ったりなんですが、夏椿の花は未だ蕾のまま。開花までにまだ一週間はかかるのかなぁ・・・。その頃もう一度来てみよう。
◆PCに画像を取り込んで、5月26日に上空を旋回していたハチクマと、今日のハチクマを見比べてみた。もし同一個体だったら、裏山の背後の高山にでも営巣してたり?などと期待したのだが。両方とも♂のようて詳細に見ると・・・前回の個体の左翼−初列風切りの5番目の羽に、はっきりした切れ込みがあるが、今日の個体にはそれがない。別々の個体で、両者ともに通過中ってことのよう。
2022/06/04
アオバズクのはしご
◆過去のデータを見ながら、そろそろアオバズクが来てるころかと思い、例年の渡来ポイント2カ所を覗いて来ました。最初のポイントでは、営巣木に近いカエデの木の葉枝隠れにて、静かにご休息。時々大きな目を開いて眼下の状況を観察。近くの夏椿が咲く頃になったら、止まり木をそちらへ移動いただけると、俄然撮影意欲が湧くところなのだが・・・◆次のポイントはかなり遠いが、今年も来たかどうかだけは確認しとかんと・・の思いのみ。こちらは大椋で、ここ来る個体はかなりナイーブというか・・距離に注意しながらて探すと、あぁ!いたいた!例年止まる位置の枝に、ポツンと小さな鳥影が見つかりました。
2022/06/02
頭上3mにサンコウチョウ
◆近回りでは一向に声さえ聞こえない−サンコウチョウにしびれを切らして、某所へ気力を振り絞って超大遠征をしてきました。尾の長い♂に幾分短めな♂、それに♀を含めて辺りに数羽はいたと思います。時には2羽・3羽が組んずほぐれつして、人を構わず飛び回ったり、一瞬頭にすぐ上の檜の枯れ枝に止まったりで、こんな光景は初体験。◆素人考えでは・・・複数個体がツガイ形成途上か?あるいはツガイに対して、割り込もうとする♂がいるのか、それとも2つ以上のツガイの繁殖適地を巡る争いか?朝方から昼過ぎまで、十二分にサンコウチョウが堪能できた一日でした。が、さて、カメラ成果は・・・となると、葉隠れやに枝隠れに雲隠れ、さらにCanonとSonyの選択ミスなども重なって、思ったほどの成果が上がらない・・のはいつものこと。
2022/05/28
草臥れ儲け
◆盆地の東の端−美作市北部の山間地帯を走ってみたのだが、ツツドリの声は耳にしたものの、以前にサンコウチョウやアカショウビンの声が聞こえたポイントは、コソリとも声ナシ。出会ったのがアナグマぐらいとは・・なんとも力が抜ける。◆それでもなんとか、例年のサシバ繁殖場所で、ツガイがランデブー飛翔を披露してくれたのが唯一の慰めに。ただし、ここの営巣木が把握できていない。足繁く通って観察を続けるには、家から遠いし・・・悩ましいところだ。
2022/05/26
イワツバメ 巣作りたけなわ
◆朝のゴミ出しについでに、近くの田園地帯の中の畑地に行ってみた。近くを通る街道はちょうど通勤ラッシュ時間で、車の大渋滞が始まっている。周囲を見渡すと、周囲の田圃はほとんど水に覆われ、すでに田植えが終わったところも。◆ただ、すぐ近の一枚のみ耕されてはいるものの、水の流入は未だしの田が。そこにしきりとやって来ては、何かを咥えて運んでいるイワツバメの集団を観察する。ちょうど通勤ラッシュの街道に架かる橋の下面に、毎年やって来るイワツバメたちが、田土に鋤かれた枯れ草の切れ端を、せっせと運んでいる様子。巣材の泥土の繋ぎか、あるいは巣の床材ともなるのだろう。
◆観察終えて帰りがけ、高空を旋回する鳥影が目に入り、トビかな?いや、違うか?念のため双眼鏡で確すると、案の定<ハチクマ>だった。この時季は、比較的よく我が家上空で見られる鳥なのだが・・・。(不鮮明ながら)
2022/05/23
カッコウを撮り逃がす
◆写真家の友人S氏が、真庭市蒜山で人物テーマの写真展−最終29日というので、野鳥観察かたがた出かけてみた。今頃の蒜山高原は杜鵑類の天下のはず・・、コムクドリの繁殖行動に入っているはず・・・●蒜山郷土博物館
https://www.facebook.com/hiruzenmuseum/
◆予想通り蒜山は、カッコウ・ホトトギスそれにツツドリの鳴き声が、遠くや近くを移動しつつ断続的にこだまする。ブッシュの至るところで囀っているウグイスに見当を付けて、その近くで待ち受けること数度。その内2度カッコウの声がだんだん近づいて、そぐそこまでやって来た。
◆が、ものの10m足らずのはずなのに‥どこから声が出ているか・・姿が見えない。レンズを向けて動きを捜すのだが・・、すると想定位置を少し外れたところから、飛び出す鳥影。あ!カッコウが・・・カメラで追う間もシャターを切る間もなくて、呆然と飛び去る姿を眺めることに。
◆以前に撮った飛び去る−但しこれはホトトギス−姿は、こんな感じ。結局鳥撮りの成果はなかったが、杜鵑の鳴き声のシャワーを浴びながら、高原の空気を満喫できたから、まぁ良し。
そう言えば、走行中にクマ?って人の設計かな、奇妙なオブジェ風構築物をみたが、印象は機会があればまた別の時にでも。