Diary 


2021/04/15
雨の週の中日
◆午前中天空に(たぶん)幻日環を見る。相変わらずカワラヒワは巣作り、すっかり我が庭に慣れたシロハラは、大陸に渡らず未だ庭の隅をウロチョロ。このまま越夏するつもりか?不審。ものの本によると、広島県では冬鳥シロハラの繁殖例もあったとの報告あり。
◆午後からは庭に出て、直射日光を避けてつつ茶会−といっても、コーヒー・ブレイクでしたが・・。


2021/04/13
清明節は過ぎたれど
◆清明の時節 雨紛々、
 路上の行人 魂断たんとす。
 借問す 酒家何れの処にかある、
 牧童 遙かに指さす杏花村。 ( 杜牧「清明」)
◆この時期、篠突く雨に濡れそぼって、旅人は身体も心もすっかり冷えきって、魂も消え入りそうな風情。通り合わせた牛追う童児(水牛に跨がっているかも)に、つい声をかけてみた。「このあたり何処ぞ飲み屋はないかな?」すると牧童は、黙ったまま雨に煙った彼方−杏花村を指さした。
*当時の杏花村には、牧童が指さした通り<黄公酒□>という造り酒屋があったそうである。
◆今日はそんな詩にぴったりの、肌寒い雨の一日だった。
 このところ、庭の周りでカワラヒワの鳴き声しきり、しばしば辺りを飛び回る姿を見る。こんな光景は空前で、不審に感じていたのだったが・・・隣との境界近くのウラジロガシに、営巣を始めていることがわかった。屈指すると・・スズメ・キセキレイ・ヒヨドリ・キジバトときて、わが家エリア内での子育ては確か5種目かな。うまく育てばよいのだが、ヘビやモズなど心配のタネは尽きない。


2021/04/12
J滝のミソサザイ
◆庭の山桜がやっと満開に。ソメイヨシノや普通のヤマザクラより、例年通りに1週間から10日開花が遅い。実はこのヤマザクラは実生で、野鳥がどこからか運んで来たもので、普通のヤマザクラの花とは、いささか形も色も−それに開花時期も明らかに異なっていて、ずっと不思議に思っていたのだが・・・。
◆最近になって、ハタと気が付いた。鳥の糞によって我が家の庭に落ちた種子だが、接ぎ木クローンのソメイヨシノとちがって、自然交配によって結実したサクラの種子は、当然に交雑しているわけで、特徴の異なるさまざまな交雑種が生まれるのが自然の理・・そうゆうことなんだと、独り合点した次第でR。
◆山に行ったついでに、絵になりそうなミソサザイを狙ったが、うまくいかなかった。もうそろそろでは・・と待つサシバは、まだ来ない。


2021/04/11
シロハラはこれから大陸へ渡るか?
◆庭のコケが何ヶ所か掘り返されてるので、もしやと思っていたらシロハラの犯行だった。庭をうろつく鳥影を追跡、ガラス越しに撮ってみると♂個体。彼の行動パターンたるや<勝手知ったる他人の庭>って感じ。
◆2月ごろよく庭へやって来ていたシロハラも♂だった。同じ個体が、朝鮮半島かロシアの沿海州かへ帰るに際し、挨拶を兼ねて遊びに立ち寄ってくれたか?冬鳥としてとっくに列島から渡去したと思っていただけに、妙にうれしい気分。来季また来いよ〜。
◆サシバがまだ来ない。もうそろそろと三ケ所ほど見て回るが、未だ確認できない。私の観察では、ほとんど渡来と同時につがい形成できているようで、しきりと鳴きながら営巣場所周辺を旋回してくれる・・その鳴き声を聞くのを楽しみにしているのだが。しかし・・耕作放棄地の拡大や、隣接する桧や杉林の伐採など、サシバ環境はどんどん悪くなる一方です。今年は見られないかも−不安は増すばかり。
◆林道走行中に?<鳥?が死んでる>通り過ぎて車を止め、確認すると綺麗なアオバトだった。外傷はないようで、何らかの病気か?とも考えてみたが・・唯一目についたのは、嘴の先っぽに血の跡が。こんな交通量の少ない場所・・ではあるが、素人判断で勝手に<車への追突死>と断定。
◆昨年夏から秋にかけ、ツキノワグマ出没事案や事件が多発しましたが、冬眠から覚めてそろそろ動き出す−特に怖いものナシの若い個体が、どんどん下界に下りてくるころかと。アナグマやシカならいいが、さすがにツキノワグマは遠慮したい。


2021/04/01
Y滝のミソサザイ
◆コンデジで撮ったJ滝渓流のミソが散々だったので、今日は囀りが聞こえたら、重くても重量レンズに一脚を付けて、担いで現場入りする覚悟でY滝渓流に行く。が、すぐ近くで高らかに囀ってくれるのに、姿が・・・見えない?どこ・どこ?
◆ミソサザイを撮る時は、私の場合だいたいいつもこんなもの。すぐ近くで−声量からしてほんの3〜4m程度のはずなのに、血眼であたりを探すがなかなか見つけられない。本日もまた然り。断続的に囀りながら、響き具合の変化から少しずつ移動してのもわかり、こちらはだんだんと焦ってくる。
◆視覚も辺りの環境に慣れてくるのか、そのころになってやっと<ありゃ!こんなとこにおるがな>となる。本日もまたまた然り。まぁ、これで私の予定していた三ケ所全て、とりあえずは撮れたということで、一件落着。ただ、証拠的画像は撮れても求める<写真>は・・・な〜かなか!


2021/03/31
今季三ケ所目のミソサザイ
◆J滝の渓流にミソサザイの声を聞きに行ってみる。予想通りここでもやはり高らかな囀りが聞こえていた。重いカメラ・レンズの重装備は・・・ちょっとメイドーなので、軽いsonyのコンデジだけ持って入ってみたが、撮れた画像はコンナもので、ちょっとため息ものでした。


2021/03/29
野鳥の季節感も早まるかな?
◆この調子だと、県北の入学シーズンには、ソメイヨシノも山桜も、すっかり葉桜になっていることだろう・・・。昔だと、山岳地帯の米作は高山の残雪の形を見て−とか、県北だとコブシやサクラの開花を見て、農作業を始めたものらしい。さて、こうも春が足早にやって来ると、野鳥たちはどうなんだろう?
◆言われているように、これが地球規模の温暖化の影響だとすれば、留鳥のつがい形成や営巣も、また夏鳥の渡来時期もどんどん早まるのではないか・・・などと思ったりしながら、<犬も歩けば>であちこち林道を走ってみた。今年はシカの糞が少ないような・・・
◆そろそろ♂シカの角が落ち始めるころか・・・キョロキョロしてると、角ではなく♀シカに出くわした。一瞬、<やけに小さい>と感じた。相手はあわてて林道脇に茂みに逃げたが、すぐに立ち止まってこちらを注視している。お尻に白毛がやけに大きいので、余計に体の小ささが目立つ。
◆警戒しているので白毛が膨らんでいるらしいが、じっとこちらを見ている。それならというわけで、ソニーのコンデジで車の中から撮ってみたのだが、茂みの中なのでコンデジのファインダーは暗くて、よくわからん。とりあえずシャッターを切った結果がコレ。足が切れてた。この♀シカ2歳児だろうが、たぶん家族・仲間とはぐれたに相違なさそう・・・自然は危険が一杯、だいじょうぶかなぁ〜


2021/03/24
ヤツガシラを見る!再チャレンジ
◆昨日夕刻、Mさんから緊急情報!<ヤツガシラがやって来たよ>というわけで、取るものも取りあえず今朝は7時に家を出るつもりで・・・が、しかし、グズグズしてたら、7時半を過ぎてしまった。結果、現地到着が10時近くになってしまった。案の定でした、最初のお目見えには間に合わず。ありゃ今回も無駄足に終わるか。
◆半ば諦めかけていたら、11時前になって<出たよ!>本日二度目のお目見えにはなんとか滑り込め、念願の<ヤツガシラ初撮り>が実現!ありがとうございます。Mさん感謝です!神は信じないが日御碕神社、さらに日御碕灯台にも御礼。


2021/03/20
ミソサザイの囀りも本格的
◆春が早くやってきて温かい日が続くせいか、ミソサザイはそそくさ巣材のコケを集めながら、渓流の水音を貫く声量で囀ってました。ついでに、昨年巣作りが確認できたY滝にも行ってみると、下流の方と滝の上の方で各々鳴いていましたので、棲み分けしてここには少なくとも♂2個体はいるのかな?


2021/03/19
白っぽいノスリ
◆最近はノスリを見ても、よほど興味深いシーン以外はスルーしてしまうのだが、たまたま今日は<やけに白っぽい>個体が見に入って、ついついレンズを向けてしまった。もしや?・・と思ったもので。PCに画像を取り込んで、ためつすがめつ検証してみたが、ケアシノスリでも・・もしやと思ったオオノスリでもないようだ。
◆データを繰ってみると、一昨年の今頃に今回と同じような<一見オオノスリ?>と思わせる個体に遭遇したのだが、その時もただのノスリと判断したところ。ノスリのデータを遡ると−2019年の白色個体以前は・・・2016年まで空白で、いかにカメラの対象外にしているかがわかる。
( 左・中の画像は今回の白っぽい個体、右は通常ノスリ)

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