< 長元坊雑録 >

万事これ塞翁が馬
2019/07/03
◆今日も株を守りに行ったはずが、株の周囲の自然環境をリサーチしている間に、Kさんからの飛来情報が入って−しかも携帯を車に置いていたため、間に合わず。ただ、Kさんの話ではすぐに飛び去ったとのこと。いよいよ株を前に座り込んで待つしかないか・・。なんともそんな手は、私にゃムリムリ。
◆一方、26日に上空を旋回したサシバが気になっていたところ。もしやこの谷か?と見当をつけて、谷筋の道をずんずん進んでいると、突然サシバが飛び出してきて、谷を横切って向かいの山の斜面−ケヤキの大木の枝に止まりましたデス。辺りの景観は文字通りの<サシバの渡来地>にピッタリ!ここかぁ〜。来季の渡来シーズンが楽しみだなぁ。
◆このほかにも、今日の意欲的なフィールド・ワークの結果、自力で新たにアオバズクの渡来地を見つけました!こうゆうのは実にうれしいですね。私が知ってるアオバズクの渡来地は、全て人から教えてもらった所ばかりでしたので。ただし、ここのアオバズクは人見知りが激しいそうなのが難かと。
◆最後は、久しぶりに美咲町のブッポウソウの状況を確認がてら、K地区を訪れてみました。以前3つがいを観察できたのだが、その後カラスに追われたりで進展が見られないとの話を伝え聞いていた。が、つがい1組と、なぜかトリプルでガヤガヤやってる組がもう1つありました。なんとか営巣・抱卵に進んでくれるといいが。
 なお、K地区在住で中心的に保護活動をされていた梅川幹雄さんが、この5月に急逝されました。心よりご冥福をお祈りします。

<株を守る>
2019/07/02
◆株といっても、最近話題の株式売買の話ではない。昔宋人が畑を耕していたら、兎が跳び出してきて木の株に当り−の株でして。今日も今日とて、一向に雨が落ちそうにないので、珍鳥出現の現地へ行ってみた。また姿を現すはずと。
◆なかなか声も姿も示現しないので、車を移動して周辺の環境をリサーチ・・・していると、なんと想定外のところから<つがい>で、車を停めた近くの広葉樹林に飛来!視認時間は2〜3秒だったが、まちがいない。すぐに繁みの奥に姿を消した。
◆そろそろ営巣・抱卵の段階では・・と想定していただけに、つがいで移動している状況は意外。まだ巣ができていないとすると・・・・
◆それから、株の位置へ車を戻して待っていると、林の奥からキョロロロロ・・・と、独特の鳴き声が立て続けに数度。しかし、株へは飛ん来ませんでした。結局、今日もシャッターが一枚も切れず。やれやれ・・・。
◆ふと路傍に目を移すと、名も知らないあまたの草花。出待ちの間に幾つか撮ってみました。

今日も空振り
2019/07/01
◆今日で3回目かな・・ご一報いただいてから、土日を除いて現地通いして来ましたが、今日は声も聞けないまま撤収となりました。ザンネン。Kさんのお話だと出て来てはいるけど、どうも出現時間がバラついてる感じがする。フ〜ムムム・・・
◆出待ちの間、近くの電線止まり小刻みに羽をバタつかせているシジュウカラを見る。何か咥えていて・・すぐ近くにもシジュウカラがもう一羽。どうやら求愛のための給餌行動らしいのだが、羽を小刻みに動かすのは、餌をもらう♀の方だと思っていたのだが、はて?
◆やっと梅雨に入って安心したのかな?山道の側溝に深い水溜りできていて、その上にかかる木の枝や笹竹に7〜8個の白い泡状の塊が付いていた。モリアオガエルの産卵。側溝の覗いてみると、水の中にはイモリが2匹。もしかすると、上からオタマジャクシの落ちてくるを待つか?

やっと梅雨入りらしい
2019/06/27
◆雨にもかかわらず、朝方にKさんからの一報あり!現地着のころには・・飛び去った後?と想像しつつも、とりあえず行って見る。まだいました〜はビックリ。やっぱりダメモトのまず行動ありきーですね。が、しかし、シャッターが切れたのは一回きりで、かなり残念な気分が残ってしまいました。が、次回・次回、乞うご期待ということに。
◆今日の画像は雨三題に。雨の中を活躍中のウグイスに、うれしそうに雨にうたれる巣立ったばかりのツバメ、それと集まって畔で羽繕いするアマサギ。

Tさんからの鳥情報で
2019/06/26
◆明日から三日ぐらいは雨続きの予報。今日はなんとか午前中はもちそうなので、昨日のTさん情報のポイントへ行ってみることに。結果は、雲合いに晴れ間も見えて天気は上々でしたが、残念ながら鳴かず・飛ばずの半日でした。
◆谷間にホトトギスの声がこだまし、サンコウチョウの鳴き声も聞こえ、上空をサシバ旋回したり・・・帰り道の峠では、道路脇からソウシチョウの賑やかな歌声も聞こえていました。
◆あの辺りは私にとって全くの空白地帯、今回は現地のKさんからいろいろお話が聞けたので、梅雨も晴れ間に再度、出かけてみようと思う。

作戦は多正面から二正面へ
2019/06/18
◆これまで漫然と多正面作戦で来ましたが、何分にも動かせるのは身一つのこと、この時季はサシバの巣立ちとナンコウチョウに重点を絞ること。サシバはこことは別に一ヶ所、毎年渡来を確認してきたポイントがあるのだが、ちょっと遠いので今年は観察にも行かず。
◆サシバは今日3個体は観察できたが、4〜5羽へと次の雛の巣立ちが確認できない。2羽が尾根を越えて姿を消した後、一ヶ所に居残り続ける個体=これが若鳥だろうと撮ったものの、後で画像を検証してみると<こりゃ親鳥か?となると♀かなぁ?>てなことに。賑やかに飛び回っていた13日=たぶん巣立った瞬間か?は、腹部の斑紋の特徴が顕著だったのだが・・・。
◆作戦のもう一つの正面<サンコウチョウの完全体を撮る>は、なかなかです。サシバから回って10時半ごろに現場着、辺りは・・アオゲラの声や・・そうカジカガエルの涼やかな鳴声が響くも、サンコウチョウの声は聞こえず。ちょっと遅かったか?
◆今日はダメか・・しばら待ち、11時過ぎて諦めかけたころ、渓流沿いの杉林の奥から微かな声、だんだん近づいてくる気配なので、急いで杉林の中に入って待っていると、杉の木の枝に邪魔されながら姿が!だが、クリアな完全体画像は今日も未達成。
◆今日はカメラで凡ミスしてました。このところサンコウチョウ狙いの時に限り、5Dボディにレンズ100〜400mmズームの組み合わせ。通常はどうしても望遠撮影になるので、5Dボディは500mmレンズに組み合わせている。撮影を終えてPCに画像を取り込もうしたところ、なんと今日はサシバ・サンコウチョウともに、5Dではなくずっと7Dで撮ってたことが判明。画質が粗い!大チョンボ!

早朝に行ってみた
2019/06/14
◆今日は思い立って、8時に行動開始で昨日のサシバの幼鳥を撮ろうと。しかし、親鳥は見えるも、昨日あれほど飛び回っていた幼鳥が見えない。<当面巣の周辺で行動し親から給餌を受け、1〜2週間すると離れる>とテクストにはあるのだが・・・どうなってるのか。
◆昨日、Hさんがサンコウチョウの現場で不審人物に遭遇との話。気になるので、その足で現地へ向かう。10時ごろに着いてしばらくすると、谷奥から鳴き声がだんだんと降りてきて・・・と、いつものパターン通りの動きだったのでひと安心。
◆雲行きはどんどん怪しく、杉林の中はさらに暗くなって、風も出て来て条件最悪。頭上まで来てくれるのでシャッターは切りましたが、画像はすべて惨憺たるありさまでした。道なお遠しの感。

サシバの雛一羽が巣立ち
2019/06/13
◆ディスプレー飛翔や交尾の観察時期などから、ぼちぼち巣立ちが始まるか?と気になっていたのだが、今日の朝一で行って待っていると、独特の鳴き声が聞こえるとともに1羽・2羽?あれれ3羽が、ほとんど同時に山腹を低く飛び交いだした。
◆山腹を覆う低灌木のところどころ、杉が何本か屹立しているのだが、杉の木を縫うように飛翔していったかと思えば、その杉のトップで小休止。とすぐに樹冠を離れて辺りを飛び回る。時折り交互に鳴きながら、3羽がまるで追いつ追われつ・・鬼ごっこのよう。
◆今日はとりあえず巣立ちのリサーチとの思いで、双眼鏡とSONYのRX10しか持ってきてない。この600mm相当はあてにはならないけど、この中に巣立った雛が含まれておると踏んで、とりあえずは撮っておくことにする。
◆その画像がコレ。画像を微調整して、胸腹部の斑紋を確認してみると、一番動きが激しかった個体が、どうやら巣立ったばかりの雛と判定できるように思う。成鳥の腹部は雌雄とも褐色<横斑>だが、幼鳥は黒い<縦斑>とされ、この特徴にも合致しているようだ。
  (左・中の画像は幼鳥で、右の画像が親と判断)
◆やっと撮れたか・・と、感慨しきり。サンコウチョウも・・まっ撮れたわけだし、今年の上半期の目標は、なんとか達成と言えるかなぁ。しかし、サシバの方はまだ終わりじゃなくて、二番手・三番手の巣立ちがあるから、当面は通ってみないといけない。

ブッポウソウ
2019/06/12
◆美咲町は吉井川の東岸〜旭川の西岸まで、東西幅が長大な町なので、今日はその中間よりちょっと西側を走ってみました。渡来時にはあちらこちらで、ブッポウソウの姿を見たのですが、ペアリングが完成したり、営巣・抱卵まで進んでいるのはまだ少数か?そんな印象でした。地元のカラスなんかに邪魔されたり・・ってこともあるようですから。
◆大垪和西の棚田のところで、ちょうど求愛給餌するブッポウソウのペアを見ました。近くに巣箱があり、ここに落ち着いてくれるといいのですがねぇ。♀の足に青い足環が付いてましたが、吉備中央で付いたものかもしれません。
◆以前、境神社の近くでサシバを撮ったことがありますが、今日は大垪和東の県道近くで、電柱の頭に止まるサシバをが撮れました。
◆鴬−処々に啼鳥を聞き、混じってホトトギスの声も聞こえてくるので、ウグイスの近くでじっと待ってみましたが、やはり今日もダメでした。

カッコウの声しきり
2019/06/10
◆ホトトギスもまた然り。時折り遠く蒜山三座からはツツドリの声も。ポイントを決めて、鳴き声が次第に近づくのを待つ。すぐ近くの茂みまで来ているはずなのだが、姿が確認できない・・・そんな繰り返しで。
◆結局撮れず。仕方ないので、せっせと雛に給餌をしていたコムクドリと、塩釜の葦場でオオヨシキリを撮って帰りました。ガソリン代と高速料金を考えたら、いささか高価な画像にはなりました。

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