< 長元坊雑録 >

長らくのごぶさたで・・・
2019/09/20
◆先週末から出かけていたりして、その前は残暑厳しくて書斎でぐったり、その前は確か台風が来たり・・しましたっけ?とにかく、このところフィールドはとんとご無沙汰でした。
◆私の鳥見データを繰ってみると、5年前の今頃はクロツグミ・オオルリ・サメビタキ・アオゲラ・ヤマドリに遭遇してる。場所は那岐山の菩提寺周辺。そうそう、あの木の実の熟れるころじゃないかな・・明日からは天気下る一方、今日はぜひ行っておかないと!
◆んで、行ってきました。今年は暑い夏が続いたので、木の実の熟れるのが遅いかと思いきや、もうすっかり無くなってまして、野鳥の姿はありませんでした。そう云えば、花が咲いたり実が熟れたりは、温度よりも日照時間に左右されるだったか?!
◆それでも、明るいヒノキ林の中で、虫をフライング・キャッチするエゾビタキの成鳥と若鳥と、ゴジュウカラをなんとかゲットできました。さらにオマケもついてきました。海を渡って旅する蝶=アサギマダラが2頭見つかりました。
◆去年、とある山中の花咲く野草畑で、アサギマダラの大量群舞を見たのですが、10月に入ってからでした。忘れないように、今年も行ってみなくっちゃ〜。

夏がなかなか終わらない?
2019/09/09
◆今日は36.2度まで上がったはずだが、RSKのエミちゃん天気予報の表示は津山34度。おかしい・・どこで測っているのか。昔測候所があった丹後山の上かなぁ、それともアメダス・ポイントがどこか別の所に?と思ってネットで調べていくと、やっぱ丹後山の上だった。あそこは吉井川の北岸−高台にあるので、風通しがよいせいか?我家と2度以上の差?ほんとかなぁ〜
◆30日以来お目にかかっていないツツドリ、シーズンも終わりに近いと思って、この暑さの中観察に行ってみると、車からカメラを降ろしていると、桜樹の方で施設の職員らしき方が作業中?何やら白い霧状のものを桜樹にかけている様子。ありゃ!毛虫退治の消毒が始まっとりますがな・・・ツツドリ、今年はここまでか。
◆暑さ覚悟でせっかく出てきたわけなので、どこか・・と閃いたのが、北方の林道。昨年夏の豪雨であちこちが土砂崩れ、以来ずっと通行止めが続いている。もうそろそろ通れるようになっていないか?確認がてら林道方向へ転進!
◆通行止めの標識は道の端に寄せられていて、雰囲気としては通れる感じ。とりあえず、周囲の環境の変化を見ながら、ゆっくり進んで−私のカヤクグリ・ポイントまで行ってみた。この調子なら、秋〜冬にかけて野鳥観察ができるかもしれない。
◆途中で折り返し、窓を開けて野鳥の声に注意しながら運転していると、ピエー・ピエーと空から鳴声しきり。トビか?車を停めて、双眼鏡で確認してみると、いやトビに非ず。じゃ何?クマタカがピーピー鳴く時季でもないし・・何?。とりあえず撮っとこう。それが今日の画像です。
◆ハチクマでした。しきりと鳴くことや、羽裏や胸の斑紋から−幼鳥の可能性。尾の太い黒帯が太いことから♂ではないかと。

宣城にて杜鵑の花を見る
2019/09/02
◆昨夜寝床で読んだ本のなかにあった。
  <宣城見杜鵑花・・・李白>
 蜀国曾聞子規鳥 蜀の国でかって子規を聞いたが 
 宣城還見杜鵑花 いままた宣城で杜鵑の花を見る
 一叫一廻腸一断 一度鳴いて一めぐりして腸を絶つ
 三春三月憶三巴 春の三月・故郷の巴蜀が恋しい
◆ご存じホホトギスは子規の別名、カッコウ・ツツドリなどと同類を杜鵑ともいい、鳴くときは血を吐き、杜鵑花はその血が花になったと云われる。赤いツツジの一種らしい。康有為(清末の政治家)の五言律詩に<望帝杜鵑紅>の句もあり。

ツツではなくホトトギス?
2019/08/31
◆昨日の赤色型の幼鳥は、ホトトギスではないかとの指摘がIさんから。!なんと!?ネットでいろいろ画像や情報を検索・・・あれまぁ〜見過ごしてました。そう言えば目玉の虹彩カラーが橙系のツツドリより、ホトトギスの暗色系に見える。
◆比較するため、通常型ツツドリの目玉と、昨日の赤色型の幼鳥の目玉をアップします。ということで、とりあえず昨日の幼鳥は<ホトトギスの赤色型>ってことに訂正しておきます。
◆この関係で、毛虫を咥えた成鳥をしげしげ眺めてみると・・、ありゃ?虹彩の色が黄色に見えるが、はて?ツツドリだと全然疑ってなかったんだが、違った?虹彩が黄色なのは<カッコウ>って書いてあるけど?
◆とかく素人のワタシには、トケン類の分別はとりわけ難しい。さて、トケン話の続きはまた・・「明日のココロだ〜」

秋雨前線の間隙に
2019/08/30
◆雲多いわりには、最近になく意外と明るい空!こりゃツツドリを撮りに行っとかんと・・・桜の公園に行ってみると、あれれ!見たことにある方・・・MさんWでした。そういえば寝ぼけまなこで、早朝にMさんからショート・メールを受け取ったが・・・そうか!はいはい−ってなことに。
◆ツツドリ以外には何も出てきませんでしたが、通常型に加えて赤色型もなんとかゲットできました。さぁ〜、長い夏休み終わり、渡りが始まり−季節が切り替わって冬鳥シーズンに・・・ちょっと頑張ってみないとネ。
◆夕方にMさんから、あの赤色型のツツドリは幼鳥みたいだ−との電話。そういえば動きが俊敏とは言えず、羽の色もやけに黒っぽい感じ。今年生まれた幼鳥に間違いないようだ。

遂に巣は空となる
2019/08/13
◆ずっと二羽の雛の挙動を観察してきて、昨日予想をしていた通りでした。本日夕刻18時10分ごろ、私が庭の散水を始めたころでしたが、キジバトの雛が無事に巣立っていきました。
◆我が家の庭木に野鳥が巣をかけたのは・・今年のキジバトで4回目ぐらいか。中には、アカメの垣根の中に空の巣を見つけて、全然気が付かなかった年も・・。今回のキジバト夫婦は、居間の窓越し1〜2mのところに営巣してくれたので、夏休みで帰省してきた小学生の孫たちも、初めて野鳥の子育てを見る機会になった。
◆それにしても、二日後には台風襲来が予想されていただけに、その前に巣立ってくれてよかった。ヘビやネコに狙われることもなく、家主となった身としては大任を果たした・・まぁ、そんな気分かな。

明日にも巣立ちか?
2019/08/12
◆キジバトの営巣・抱卵に気が付いて以降、日々欠かさず観察を続けて参りました。雛の誕生日が明確にはわかりませんでしたが、7月の末ごろだったかと。それから2週間・・・キジバト夫婦は昼夜交代で巣の守りをし、給餌も夫婦が交代で当たっていましたが、最近では巣かに止まることがなくなり、どこかで食事をしては一緒に巣に帰り、雛の給餌に通ってきています。
◆雛は2羽で、もうかなり大きく成長、当初は黒い地肌に粗い白色羽毛だったものが、羽根に特有の色模様が顕著になってきました。親からミルク状の餌を口移しでもらった後、今日は2羽ともしきりに羽ばたきの所作を繰り返しておりました。
◆この調子だと、今次の台風襲来の直前に巣立ちがありそう。強風で粗雑な巣もろとも吹き飛ばされる−そんな事故にならないよう祈りたい気分。

キジバトは雨にもまけず・・・
2019/07/19
◆庭の中央のナンキンハゼには、これまでも野鳥の営巣が幾度か見られました。今年も枝葉が茂りだした7月初旬、キジバトがやってきて、小枝を運び始めたのだったが・・・何が気に入らなかったか?巣作りを止めてしまいました。この木は夏場になると、根元の地面からアブラゼミが湧いてきて、枝葉にぶら下がって脱皮するところなので、例年孫たちの観察ポイントになる場所。営巣を止めてくれて幸いだったのだが・・・。
◆その後しばらくして、道路側にあるヤマザクラの根元に、見慣れない細い竹や木の小枝が落ちていることに気がついた。と、もうその時は、粗雑な作りではあるが完成に近かったらしく、まもなく抱卵が始まってビックリ仰天!そこは部屋の窓から−なんと1.5mもないぐらな近さ。しかも幾分葉に隠れているものの、丸見えと言っても過言ではない場所、カーテンを開け閉めすると目が合うわけですから。
◆どうやら夫婦交代で卵を抱いているようですが、大変なのはここ最近の雨。こう降られてはヤマザクラの葉っぱじゃ雨よけにはなりません。濡れるのも構わずじっと抱卵し続けています。時々頭の向きを変え、嘴で卵を動かしてはまた座り込みます。
◆家主の役割りとしては、とりあえずヘビ対策をやりました。根元一帯を見通しよくクリーンにして、ヘビが侵入しそうなルートに<ヘビ忌避材>を散布。後は・・猫か・・・見守り活動もなかなか大変です。

やっとアカショウビン
2019/07/05
◆私の鳥見データによると、2015年の5月下旬に県北の某所で、アカショウビンに初めて遭遇したとある。チラッと見ただけで、カメラを構えるヒマはなかりけり。その後、どこかで姿を見かけたり、姿を見ないまでも声を聞いたとか、2〜3回でもありそうなもんだが、ない。
◆この調子だとアカショウビンの画像は、その筋の名所たる鳥取の八東へ行くしかないかと、思い定めていた今日このごろ。そんなところへ突然の朗報でした。
◆6月27日にはゲット画像は一枚ポッキリでしたが、今日は途中100-400mmから500mmへのレンズ交換もできて、つごう20枚シャッターが切れました。感謝。

その後の状況をリサーチへ
2019/07/04
◆最近はすっかりご無沙汰で、その後が気になっていた家の近くのサシバと、あじさい寺のアオバズクの様子を見に行く。
◆サシバ方は、最初の雛が巣立ったと思えた6月13日から2週間は経過している。仮に2〜3卵あったとしても、雛はすっかり巣立ってしまって、辺りは閑散としているかと・・。周囲を観察すると、一本杉の頂上に鳥の頭がチョコンと出ている。これは巣立った雛か?と思って行動を追跡したのだが、どうも成鳥のよう。まだ巣だってないのがいるのか・・・・
◆アオバズクの方は、<最近姿が見かけないようだ>との話を耳にしたので、念のためと思い、今年は6月8日に渡来を確認したのだったが・・・。心配して行ってたところ、♂と思われる個体が夏椿の繁みで休んでました。
この雰囲気なら♀は樹洞でいまだ抱卵中かと。
◆ここのアオバズクは寺の境内なだけに、そこそこ人慣れしてくれているのだが、昨日のアオバズクの人見知りはかなりなものだった。今後どんなアプローチができるか・・それが問題だ。

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