< 長元坊雑録 >

里山や林道は
2019/12/11
◆里山は人の手が入らなくなったら荒れ放題で、落葉樹も常緑樹も枝を広げっぱなしの大木に。山道は両脇から徒長した樹木の枝や雑草に占有されて・・自然とは一筋縄ではないなと、つくづく考えさせられる。
◆飛来する野鳥にとって、このためにどんどん環境が変わっていって・・2〜3年前まではたくさんベニマシコがやってきて、山道を車でゆっくり走っていると、赤い♂や地味な♀が車の前を、おもしろいほどヒラヒラ・パラパラと飛んでくれたんだが、今年はサッパリ。
◆今日もベニマシコは撮れず、近くの枯れた松に飛んできたオオアカゲラをなんとか撮ったが、ほとんど直上だったので顔隠れの術。家近くの田圃にはチョウゲンボウが−以前見た個体か?もしかしたら新手か?

やっと再会!したものの
2019/12/10
◆10月23日から一月余りと言っても、観察に行けたのはこの間二度ぐらいだったが・・・。だいたい今頃の時期になると、今年生まれた幼鳥が巣から離れ、だんだんと行動半径を広げるので、どこからかピーピーと鳴声が聞こえてきたり、モミの木のてっぺんにポツンと白い大型の鳥影が見えたり・・・今日もそれを期待して、久しぶりにクマタカの森に入ってみた。
◆鳴き声はどこからも聞こえてこず、モミや落葉喬木にも白い鳥影も見えずで、今日もダメだったなぁ・・と気落ちして帰路についた−その最終ポイントで、枯れ木の先端にどこからともなくフワッと、クマタカが止まってくれたのにはビックリ。私の帰りを待ってたか?
◆止まったところを何枚か撮らせていただいて、いよいよ本格的に三脚を出してセット、雲台にカメラを載せようとして・・・あれれ!飛び出した?谷を渡るか・・急いで三脚からカメラを降ろし、3kg超えの重い望遠レンズ・カメラを手持ちで(かなわんなぁ)飛翔体の追跡に向かう。
◆二度三度を大きく旋回しつつ、徐々に高度を上げて行く雄姿を無心に追っていると、何やら黒い鳥が二羽・三羽とファインダーに入って来る?カラスだな。そこいらにいたカラスが、クマタカにスクランブル発進をかけてきたようだ。重爆撃機と迎撃戦闘機の空中戦・・って感じだろうか。
◆結局のところ雌雄は不明ながら、今年親となったはずの成鳥は一羽観察できたものの、幼鳥は今日も見ることができなかった。今年のクマタカの幼鳥は、広い縄張りのどこでどうしているのやら・・今日も何ら手掛かりなく残念。

ベニマシコは撮れず
2019/12/04
◆北風がどんどん枯葉を撒き散らしてくれるので、このところは毎朝庭の掃きそうじ。そうしていると、家の裏山で先日ノスリがキーキー喧しく飛び回って、カラスと追跡劇を演じていたと思ったら、今日はチョゲンボウ♀がキーキーと大騒ぎ。ヒノキの頂点に止まって叫んでは、二度三度と8の字を画いて周辺を急旋回・・・?何やってんだ?
◆観察していると、近くの葉をすっかり落とした山桜の大木に、猛禽がもう一羽枝に隠れているようだ。お仲間かな?顔がよく見えないので、二階の窓から撮ってみたが、枝重なりで判然としません。チョウゲンボウ同士の争いかな?
◆庭に下りて再び遠望していると、いつの間にやらヤマザクラにいた個体は姿を消していて、ヒノキのチョウゲンボウもほどなく飛び去る。南側の眼下に広がる餌場=田園地帯を巡る仲間内の争い−とその時は考えた。が、後でPCで拡大して見ると・・・ヤマザクラの枝被りの主は、胸から腹にかけての斑紋と、わずかに覗く顔と目の特徴から、オオタカの若鳥だったようだ。大騒ぎの謎がそれ解けた。
◆今日の空はしぐれ模様。それでもベニマシコを何として撮りたいと、裏山の林道を上がってみたものの、わずかな数のベニマシコは垣間見えたが、シャターを切るには至らず、残念無念。そのかわりにソウシチョウが撮れてしまった。

雪だぁ〜
2019/11/30
◆今年は例年になく早い、まさか11月に雪かぁ・・。那岐−滝山−広戸の連山は、八合目以上がうっすらと雪を被っておりました。
◆今日半日、久しぶりにマイ・フィールドを巡回してみました。最近の冷え込みで、奈義・勝北のため池群に冬の水鳥が、やっと姿を見せ始めました。コガモ・ハシビロガモ・オカヨシガモ・タゲリ・・・でも、まだまだ少なく、期待していたミコアイサは見えず。

カワアイサがどんどん飛来
2019/11/26
◆最近雨が降らないせいか?例年になく水量が少ない吉井川ですが、カワアイサはどんどん増えて、♀はしきりと水遊びしてました。

オシドリ
2019/11/17
◆ため池や河川にオシドリ飛来を確認しに行ってきました。合わせると70〜80羽は観察できましたが、背後や水際の樹木の繁みなどにはまだいたかも・・・。
◆二か所はドングリが豊富なので、冬越しのオシドリには絶好の場ですが、河川の方は水位がこの時期としては通常よりかなり低いのが気になります。
◆撤収しかけたころ、オシドリ観察に見えた方がお二人。知らない方だと思って話をしてみると、Mさんという−野鳥MLで度々お見かけするお名前の方でした。ほんとビックリ!

とりあえず冬鳥
2019/11/15
◆カシラダカ−珍しいわけでもないが、とりあえずは冬鳥で、私的には今季初撮りになるので。例年みかける場所でした。ミコアイサとか・・・横仙のため池群に水鳥を見にいったのだが、今年は未だおりません。
◆遠くの青空に無数のカラスが群がって、一羽のタカ?を追撃している模様。双眼鏡で見ても何か・・わかりません。そのタカ?が追われて、こちら方向へ猛スピードで飛んで来るので、慌ててカメラを構えたもののブレブレでした。
◆このタカ?どうやらオオタカの幼鳥と云うか、若鳥と云うべきか・・胸の斑紋から見て今年生まれのよう。カラス数十羽にいたぶられて、さぞや恐ろしかったことであろうなぁ・・・。

今日の成果は・・・
2019/11/13
◆そろそろ吉井川にカワアイサが飛来するころかと、川筋を下ってみましたところ、♀のみ3羽見つかりましたが、♂が見えません。まっ、これからどんどんく来るでしょうけど・・。
◆後は・・・ベニマシコを撮りに定点に行ってみましたが、ここも♂は見えず、地味系の♀がなんとか1羽。最初は繁みに隠れましたが、しばらく待っていると「偵察行動」といった風情で、見通しの良い枝からこちらをチラチラ気にしておりました。

恩原湖から赤和瀬を回って
2019/11/05
◆天気続き・・今日は久しぶりに鏡野を北上して、県北最深部まで行って来ました。見渡す限りの畳々たる山波を望み、「分け入っても分け入っても・・」の山頭火と、備中・備後を分かつ峠で詠ったという牧水「幾山河越え去りゆかば・・」をおもう。
◆鳥見の方は・・特筆すべきこともなく終了。バン・オオバン・オシドリ・ジョウビタキ♂♀、それとクマタカが遠望できた程度。

ベニマシコ♀
2019/11/02
◆昨日、意外な所で真っ赤ナベニマシコ♂を見かけて、それならば−いつものアソコにも来てるのではと、林道を上がってみました。しばらく待っても微かな声さえ聞けず、こりゃダメかと。
◆一方、あたりでしきりとジョビタキの雌雄が、こちらを気にしてか?うろうろしてくれて退屈はしなかったのだが・・・♀のジョウビタキが何を思って、樹冠のトップでしきりと囀るのを見てると、すぐその下でメジロがウロチョロ。
◆以前、ここらあたりでベニマシコをたくさん見かけたものだったが、低かった斜面のブッシュも次第に大きくなり、ガケ崩れが起きたりで・・最近では、ベニマシコにとっても環境が悪化してきているように見える。
◆撤収間際になって、微かな声を聞いたように思い振り返ると、ヒラヒラッと小刻みに小さな影が動く。続けてもう一つ−これは赤っぽかった♂か?。初めの一羽が止まった漆の枝先へ、そっとアプローチしたら、なんとか地味系の♀が撮れました。
◆以前このあたりで、ハギマシコやオオマシコ、さらにはイスカに遭遇・・そんな年もあったんだけどなぁ〜

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