◆瀬戸内市の錦海湾−塩田跡が干拓されたものの、その後は水面が混じった広大な葦原となっていたところ。これにより、長らく野鳥の宝庫だったのだが・・・昨年、野鳥を含む自然環境について多くの課題を抱えたまま、葦原の大部分がメガソーラーで覆われてしまった。 ◆メガソーラー完成後、初めて、今日、現地へ足を伸ばしてみた。残された葦原と水面は多くない。今年は特にかもしれないが、水面の見通せる範囲内のカモ類の飛来は激減、ツクシガモがおよそ20羽を数えるほかは、特筆すべきものなし。 ◆葦原の主とも言えるチュウヒは、時折りヒラリヒライと独特の低空飛翔をする1羽ぐらいか・・・。撤収間際にソーラーパネルの狭間のような場所で、低木の枝に羽を休めたチュウヒを遠望したが、もし先に飛翔を観察した個体と同一であれば、1羽しかいなかった−ということかなぁ。なんとも淋しい限りだ。 |